第五世代コンピュータとは

第五世代コンピュータ(だいごせだいコンピュータ)とは、日本で過去に実施された国家プロジェクトの開発目標のことです。

第五世代コンピュータとは

第五世代コンピュータは通商産業省(現在の経済産業省)が1982年に立ち上げました。日本がバブル期だったこともあったのか総額570億円と10年の歳月を費やし、1992年に終了しました。

大金と時間を投資したにもかかわらず経済的な成果がほとんどなかったため、賛否はあるものの基本的には失敗したプロジェクトと考えられています。

第五世代コンピュータの功績

多額の予算が組まれたので人材育成や研究としては成果を残せたと考えられています。
また、第五世代コンピュータの技術は基礎技術として専門分野で利用されているようです。

第五世代コンピュータの失敗理由

野心的なプロジェクトである第五世代コンピュータの失敗理由としては、早すぎたと考えられています。

1980年代初頭には現在のようにインターネットがありませんでしたし、コンピュータの性能が現在に比べると圧倒的に低く、データ量も少ない状況で近年人工知能研究が飛躍した一因とされるビッグデータもありませんでした。
また、第三次人工知能ブームの火付け役である深層学習もありませんでした。第五世代コンピュータは何もかもが早すぎたのかもしれません。

参考

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